※本セミナーは2024年8月28日(水)に配信したセミナーのオンデマンド版です。
海外のスマートシティー先進都市に比べ、エネルギー効率化やモビリティなどで限定的な取り組みだった国内でも、さまざまな視点からスマートシティーの試みが活発になってきている。その理由は、現実の都市そのものを仮想空間にデジタルデータで再現した“デジタルツイン”の広がりがある。
既に自治体だけでなく、民間の不動産デベロッパー、大手ゼネコン、建設コンサルでもユースケースが多数発表されている。主な用途としては、防災/減災、渋滞回避の道路網といった都市計画の検討や人流を解析した街の賑わい創出の他、ゲーム要素をメタバース空間に採り入れた観光コンテンツや住民参加型の街づくりなどまで多岐にわたる。
そこで本セミナーでは、デジタルツインやメタバースが当たり前となった今、新時代のスマートシティーにつながる都市データの活用にフォーカスし、3D地図情報や人流データを用いた災害対策や街の賑わい創出などの先進事例を紹介する。
開催概要
- 名称
- 都市デジタルツインと人流解析で構築する新時代のスマートシティー
~ 見える化で広がる防災、観光、都市計画の街づくりの未来 ~ - 配信期間
- 2024年10月28日(月)まで
- 形式
- オンデマンド配信
- 主催
- アイティメディア株式会社 BUILT編集部
- 協賛
- ジオテクノロジーズ株式会社
株式会社NTTデータ
NECソリューションイノベータ株式会社 - 参加費
- 無料
※競合企業および個人事業主の方、もしくは対象外と判断させていただいた方は、ご遠慮いただく場合がございます。
こんな課題を抱える方におすすめ
- 自治体や不動産デベロッパーで、都市計画の可視化やプレゼンに悩まれている方
- 防災計画を検討されている行政担当部署や建設業界などの方
- インバウンド含む観光関連ビジネスの従事者で、街の賑わい創出を立案されている方
- スマートシティーに興味がある行政や民間の街づくり関係部署
プログラム
(約20分間) 基調講演
3D都市モデルPLATEAUの本格的な社会実装に向けて
都市デジタルツインの実現を目指し、国土交通省が様々なプレイヤーと連携して推進する3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクトPLATEAUでは、全国約200都市でのモデル整備、官民の多様な領域での社会実装が進む。よりよいまちづくりやサービス創出のため、誰もが活用可能なインフラとしての発展を目指すPLATEAUの最新動向について、まちづくりDXや防災、人流予測への活用事例紹介も交えながら講演いただく。
国土交通省
都市局 国際・デジタル政策課 企画専門官
十川 優香 氏
2017年国土交通省入省後、運送事業の安全や自動運転、インフラ海外展開、インバウンド誘致に関する政策立案に携わる。米国大学院への留学を経て、現在は都市局にてプロジェクトPLATEAUを統括。
(約15分間)
ジオテクノロジーズ 人流データご紹介と活用事例
ジオテクノロジーズでは1日に10億件以上の膨大な位置情報を取得しており、そのデータはリアルな連続性のあるユーザー動向に密着した人流データです。短い滞在や狭い範囲内の移動/滞在の情報も捉えることでより実態に近い人々の動向を分析することができます。本セッションでは、人流データで実現可能なヒトの動きの分析を具体的な活用例を交えてご紹介いたします。
ジオテクノロジーズ株式会社
ストラテジックパートナー営業本部 ストラテジックパートナーセールス マネージャー
高野 桂一 氏2017年ジオテクノロジーズ(旧インクリメントP)入社。2020年より事業企画に従事しており、2021年には位置情報を活用したデータビジネスやアンケートサービスを立ち上げ、現在ストラテジックパートナーセールスにおいて、エンタープライズ企業各社との協業を中心的に行う。
(約20分間)
データ利活用型スマートシティの実現に向けて
スマートシティでは政府主導で「データ利活用型スマートシティ」が推進されていますが、持続可能な形で都市データの蓄積・連携から価値を生み出すことが肝です。BizXaaS MaPは『高精度・高精細な人流データ』をはじめ、豊富な空間コンテンツを位置・時間を軸に統合、分析します。本講演では、都市の利便性・魅力向上の施策においてBizXaaS MaPを活用した来街者の集客促進や回遊性向上の取り組みを紹介します。
株式会社NTTデータ
テクノロジーコンサルティング事業本部 インダストリセールス事業部 主任
加藤 静香 氏大学卒業後、日系SIerにて、主にデジタルツイン領域におけるお客様の新規事業創出に営業として携わる。通信基盤の整備や複数データチャネル連携の実現に向けた技術検証など複数プロジェクトを経て、2022年から株式会社NTTデータにてBizXaaS MaPの企画・セールスに従事。スマートシティ、流通・小売事業のお客様を中心に担当。位置情報をキーとしたデータ活用を軸に、施策の検討からプロジェクト推進まで担い、クライアントの問題解決に務める。
(約20分間)
地図情報システムと人流データを活用した災害対策
-多角的視点での分析や地理的な状況把握による災害対策支援-
地図情報システムは、デジタルツイン基盤として、多角的な視点でスマートシティの実現を支援する可視化基盤であり、災害対策においても有効かつ重要なツールです。人やモノなどの情報を地図上にマッピングし、地形や構造物の3D可視化や人流データと重ね合わせることで、減災の計画、発災前のリスク評価、発災時の避難計画や事業継続支援など、 災害対策に関わるユースケースをご紹介します。
NECソリューションイノベータ株式会社
ソリューションサービス事業ライン ビジネス基盤事業部 ビジネスアプリケーション第二グループ 主任
近藤 晴香 氏NECグループである中部日本電気ソフトウエア株式会社(現:NECソリューションイノベータ株式会社)に入社。GIS事業専任チームに配属後、製品開発やシステム導入サポートSEとして、特に自治体向けシステムを担当。その後、自社商材「GISApシリーズ」のセールスエンジニアとして様々な業種への提案活動を経て、現在は同商材のマーケティングリーダーとして活躍中。GISに対する長年の知見と新たな技術をいかし、仮想3D空間に様々なデータを可視化させ現状把握だけでなく未来予測まで可能にするデジタルツインの実現に向け企画・マーケティング活動に注力している。
※講演者、プログラム内容、タイムテーブルが変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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アイティメディア株式会社 イベント運営事務局 : event_support@sml.itmedia.co.jp